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あたり屋 天主ブログ

大阪東三国の本格的蕎麦屋「あたり屋」です。落ち着いた空間で自慢の蕎麦はもちろん、お酒に合う一品や、天ぷらを心ゆくまでご堪能いただけます。

友人のメール5日目

05 12, 2012

5/5のボランティアリポートです。


今日(5/5)は、別の団体に参加してのボランティア活動。
最近わかってきたのですが。今回の災害でボランティアをするには大きく分けて3つの手段があると思っています。
一つは私のように地域の社会福祉協議会が運営しているボランティアセンターでお世話になるケース。
2つ目は、団体でチームを作って直接現地の組織に行くケース。
3つ目は行政でも団体でもなく、私的な団体で集まり、直接被災者と話をして泥出しなどするケース。
今日、私は、この3つ目のケースを体験しました。集まったメンバーは行政ではない団体がいくつか集結したもので、ツイッター等で、情報を知って集まった人が多いとのこと。
私が合流した「ナイン」も集結したグループの1つでした。

道の駅の駐車場には約50人のボランティアが集まりました。リーダーシップをとる「復興浜団」の代表の挨拶の後、20台ほどの車で、一路、小高の海岸へ。ご遺体の捜索を1時間やりました。まだ行方不明で見つかっていないご遺体をボランティアで見つける試みです。
最近まで警戒区域だった小高は、警察や自衛隊がすべての場所を探せているとは言えず、また、津波で沖に流された人達が潮の満ち引きで海岸に戻って来ている可能性もあります。
約50人のボランティアは一斉に、海岸沿いを捜索しました。
リーダーシップをとる「復興浜団」の代表のご自宅はこの南相馬にあるのですが、ご両親とお子さん2人が今回の津波で亡くなり、まだ全員のご遺体が見つかっていないとのこと…。

今日は残念ながらご遺体は見つけることはできませんでした。

捜索の後、全員で小高区の被災者家屋へ。泥だらけになった敷地をかたっぱしから泥出しします。50人でやるのでとにかく早い。圧倒されました。ボランティアセンターがする活動と違い、現場のリーダーはおらず、これといって役割分担も決まっていません。ただ目の前のガレキと泥を出すのみです。スコップの数も全員分なく、なかには仕事にあぶれた人もいます。若い人が多く、まさに力わざ!
午後と合わせ、今日1日で2件のガレキ撤去、家財道具搬出、泥出しをしました。午後4時、再度海岸で捜索作業。その後、みんなで復興浜団代表宅でお線香をあげて解散しました。

明日はボランティアセンターでの活動に戻るので、今日(5/5)はセンターで泊まります。

福島最後の夜は、センターで知り合ったソロモン諸島出身のボランティアと飲みました。奥さんは青年海外協力隊出身で、夫婦でのボランティア参加です。(添付写真の二人)

明日(5/6)は最後のボランティア。緊張して誰にもケガをさせないよう、臨みたいと思います。

土橋傑




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